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研究レポート糖脂質(LPS)とは

■糖脂質(LPS)は天然の免疫活性化剤

グラム陰性細菌の細胞壁には、糖と脂質がくっついた「糖脂質(LPS)」という物質がたくさん埋め込まれています。この「糖脂質(LPS)」はグラム陰性細菌が死ぬと環境の中に浮遊して、普段私たちが口にする野菜や果物の表面にくっついていたり、空気中に漂っていたりします。実は、私たちは、その環境中の「糖脂質(LPS)」を食事とともに、あるいは呼吸によって自然に吸収することで、自分たちの「自然免疫」を活性化することに役立てているのです。つまり、「糖脂質(LPS)」を上手に摂取することで、私たちの自然免疫力を高めることができるのです。

グラム陰性細菌と糖脂質(LPS)
グラム陰性細菌と糖脂質(LPS)

■パントエア・アグロメランスの糖脂質(LPS):IP-PA1

パントエア・アグロメランスは、穀類、野菜、果物など、食用植物でよく見出されるグラム陰性細菌です。北欧の伝統的なライ麦パンの生地の中にも混じっていて、酵母、乳酸菌と共にライ麦パン発酵に欠かせない微生物です。安全性が高く、スペインでは果物の保存中に、カビを生えにくくするために、わざわざ生きたパントエア菌を吹きつけたりするそうです。

私たちは、自然免疫の活性化のため糖脂質(LPS)を、このパントエア・アグロメランスからとっています。この糖脂質(LPS)は、「パントエア・アグロメランスからとった免疫活性化物質(Immuno Potentiator from Pantoea agglomeras)」の頭文字をとって「IP-PA1」と名づけています。

パントエア・アグロメランス
電子顕微鏡写真

パントエア・アグロメランス電子顕微鏡写真

■自然免疫を活性化するそのほかの素材

パントエア・アグロメランスの糖脂質(LPS)は、食べることで自然免疫を活性化します。このほか、キノコや酵母のβグルカン、乳酸菌のペプチドグリカンなども、食べることで自然免疫を活性化します。アガリクスやヨーグルトを食べると免疫に良いのはこのためです。ただし、βグルカンやペプチドグリカンは糖脂質(LPS)とは異なるルートで身体に働きかけていて、糖脂質(LPS)のほうが、効率的に自然免疫を活性化できることがわかっています。

自然免疫を活性化する素材
自然免疫を活性化する素材

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