ニュースリリース

─2004年7月5日 産経新聞記事─

小麦粉から保湿クリーム
メディカル&アート

世界初 商品化に成功

生体の免疫力を高めるなどの効果が確認されているコムギ粉発酵エキスを配合した世界初の保湿クリームを、化粧品ベンチャーの「メディカル&アート」(東京都渋谷区、酒井義雄社長、TEL03-5413-4550)が開発した。9月上旬以降、「ミニヨン」ブランドで全国販売を開始、順次商品ラインアップを拡充していく。

コムギ粉発酵エキスは、異物を包み込んで食べてしまうマクロファージ細胞のひとつで肌を理想の状態に保つ働きを持つ細胞を活性化するなど、免疫力の回復に役立つ働きがあり、世界的に研究が進められてきたが、エキスの抽出コストが高かったため量産化、低価格化が困難だった。

今回、徳島文理大学健康科学研究所・免疫アレルギー部門の部門長、杣(そま)源一郎教授が開発した発酵技術により量産化が可能となり独自の配合技術と合わせて化粧品として商品化が可能になった。

従来の基礎化粧品は、乾燥、にきび、吹き出物、アトピー性皮膚炎などの症状に対し、皮膚の表面に近い角質層に水分や油分を補給することで補修してきたが、コムギ粉発酵エキスは、角質層よりも深い、皮膚の基礎層の免疫力を高め、皮膚の復元力自体を向上させることを目的に設計されている。

このため、同エキスを配合した「ミニヨン」保湿クリーム(15ml入り=3,150円、30ml入り=5,250円)=写真=は、皮膚の保湿だけでなく、ひげそり負けや日焼け、アトピー性皮膚炎などさまざまな炎症に対応できる。天然成分、無香料、無着色のため、薬用クリームなどと比較して、幅広い年齢層が安心して使うことができ、水溶性のためべたつきなどがなく、使用感に優れているのも特徴という。

一方、メディカル&アートでは年内発売の限定商品に、世界的なアーティスト、村上隆氏のデザインしたパッケージを導入するなど、芸術とのコラボレート商品も企画・展開していく。

当面は国内中心に販売するが、海外展開も図る。またコムギ粉発酵エキス配合の化粧水やリップクリームなど、幅広いラインアップを年内に計画。来年度には10億円の売り上げを見込んでいる。

コムギ粉発酵エキス

小麦粉を原料として食用植物に広く共生している微生物を利用、発酵、製造した成分。もとになる小麦エキスには、生体恒常性維持をつかさどるマクロファージ細胞(大食、貧食細胞)を活性化する働きがあることが13年前に発見され、その後研究が進み、一部は特許化されている。発酵エキスは、その有用性をそのまま保ちながら量産を可能にしたもの。

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