ニュースリリース

─2010年3月26日 四国新聞─

糖脂質の素材供給拡大

自然免疫応用技研

新分野進出 販売増強へ

口や皮膚から摂取し、免疫力や回復力を高める機能性素材「糖脂質」を生産する自然免疫応用技研(高松市)は、健康食品や化粧品などへの素材供給を拡大している。健康志向の高まりを背景に、糖脂質の売上高は3年間で約10倍に増加。今後も幅広い分野で需要が見込まれ、農業分野への進出や海外企業との商品開発で販売増強を図る。

同技研の事業は、四国産業・技術振興センター(同)の2009年度の四国産業技術大賞で最高賞を受賞することが決まり、26日に高松市で表彰式がある。

同技研は徳島文理大健康科学研究所の杣源一郎教授らの研究を事業化するため、06年に発足した大学発ベンチャー。糖脂質は小麦に共生する最近から抽出した素材で、同社が独自の発酵技術によって品質の安定化に成功。自然由来の素材のため副作用がなく、人が摂取することで血糖値低下やアトピー改善などの効果が示唆されているほか、飼料に配合すれば抗生物質に頼らず感染予防が図れる。

現在、健康食品やスキンケア用品、動物用飼料など34種類の商品の原料として糖脂質を供給している。今後は、メーカーとの連携を強化し、新たな食品や飼料を開発。フランスの化粧品メーカーや東南アジアの養殖会社などとも連携し、海外での販路を開拓する。

このほか、経済産業省の研究開発補助事業に採択された米ぬかを活用した素材の製品化にも着手。糖脂質に植物の免疫力を高める効果が明らかになったことから、農薬低減につながる素材の開発も目指す。


自然免疫応用技研が製造する糖脂質(食品用)


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