ひげ博士の最新免疫学講座

第3回 アレルギーの話(2008年5月 No.3より)

今日はアレルギーの体質についてお話しようかのう。
花粉症や喘息、アトピーなどアレルギーは現代病じゃのう、日本人ではなんと2千万人にも上ると言われているのじゃ。この多くは、異物排除のためにIgE抗体が作られすぎてしまうことは知っておるのう。抗体は液性免疫と呼ばれているが、もう一つの細胞性免疫(ナチュラルキラー細胞やマクロファージ)とは天秤のような関係になっておる(図を見てたもれ)。
ひげ博士さて、アレルギーの人は都市部に多く田舎には少ないのじゃ。どうして、アレルギーになる人が都市部に多いのかは、『衛生仮説』で説明が試みられておる。簡単に言うと、人類がこれまで何万年も細菌と共存した生活をしていたが、20世紀後半から衛生状態が格段とよくなったことで、細菌に接する機会が減った訳じゃな。細菌のもっている自然免疫活性化作用は抗体を作る液性免疫よりも、細胞性免疫を活性化するんで、衛生状態がよいと図のバランスがアレルギーの方に傾いてしまうのじゃ。まさに、近代化が生んだ悲劇じゃのう。わしが、天秤に自然免疫活性化物質をのせると、ほれ、バランスがとれておる。自然免疫活性化物質をうまくとればアレルギー体質を回避できる可能性があるんじゃよ。

出典:特定非営利活動法人環瀬戸内自然免疫ネットワーク発行ニュースレター

 

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