ひげ博士の最新免疫学講座

第10回 骨粗しょう症の話(2010年3月 No.10より)

ひげ博士骨粗鬆症(こつそしょうしょう)・・・舌を噛みそうじゃ。わしのように耄碌してくると骨が弱くなってくるんじゃ。なに、わしが弱そうには見えん?フォフォフォ。それは、マクロファージ活性化と関係があるんじゃ。骨は変わらないように見えるが、実際には新陳代謝されており、一年では20-30%程度は生まれ変わっておる。それは、まず、マクロファージの仲間の破骨細胞が古い骨を溶かして除き、その後に、骨芽細胞がビタミンDの助けやカルシウムなどを使って、骨の石灰化を進めるのじゃ。この両方の細胞がバランスよく働くとしっかりと骨ができるんじゃな。悲しいかな、年を取ってくると、新陳代謝が低下して、骨が細く、もろくなるのじゃ。
ところで、わしらの研究では、糖脂質は、骨吸収も活性化するし、骨形成も活性化することがわかっておる。つまりじゃ、骨の若返りじゃな。一つの物質で両方に働くのはなかなかないのう。しかし、糖脂質だけじゃいかんぞ。カルシウム、ビタミンD、日光、運動も必要なんじゃ。何事も、バランスが大事じゃが、この鉄アレイはたいしたことないのう。

 

出典:特定非営利活動法人環瀬戸内自然免疫ネットワーク発行ニュースレター

 

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