LPSの含まれた食品は何?効率よく摂取するコツも解説

LPSは、豊かな土壌にも含まれる細菌由来の免疫ビタミンです。LPSの含まれた食品を食べることで、健康的な体を維持できます。この記事では、LPSが比較的多く含まれる食品と、LPSを効果的に摂取するためのコツをわかりやすく解説していきます。

LPSが含まれる食品は微生物の多い環境で育つ

農薬を使わず、化学肥料の代わりに落ち葉堆肥や牛糞堆肥などの有機物をすき込んだ土には、それらをエサにする細菌や微生物がたくさん存在します。

有機物は細菌や微生物によって分解され、野菜や穀物にとって理想的な肥料となります。

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有機的な肥料で育った作物には、いろんな細菌がたくさんついています。LPSは土壌に含まれる細菌由来の成分のため、細菌の多い土壌で育った作物は、泥を洗い流した後もLPSがしっかりと残っているのです。

海中にもさまざまな微生物が生息しているので、海藻類もLPSが豊富です

LPSが多く含まれる食品

LPSがとくに多く含まれる食品は、以下のとおりです。

  • 穀類:玄米、未精製の小麦やライ麦、十割蕎麦
  • 葉野菜:ほうれん草、キャベツ、明日葉、レタス、白菜
  • 根菜:レンコン、ゴボウ、じゃがいも、長いも、大根、さつまいも
  • 海藻類:もずく、ワカメ、メカブ、のり、ひじき、昆布、アオサ
  • きのこ類:ひらたけ、きのこ全般
  • 乳製品:カスピ海ヨーグルト
  • その他:クルミ、胡麻、枝豆

ふだんから野菜中心のバランスがとれた食事をしている方は、知らず知らずのうちにLPSを摂取できています。

逆に加工品やファーストフードばかり食べていて野菜不足だと、LPSが不足し病気になりやすい体になってしまいます

LPSを効率よく摂取するには?

LPSの含まれた食品を食べるとき、調理の仕方を間違うとせっかくのLPSを十分に摂取することができません

LPSを効率的にとり入れるためには、以下の4つのポイントをおさえましょう。

1. 穀類は未精製のものを選ぶ

LPSは穀類の皮や胚芽部分に多いので、お米なら玄米、小麦なら全粒粉を選ぶといいでしょう。

気になるのは残留農薬ですよね。穀類を未精製のまま食べる場合は、無農薬栽培のものが安心です。

2. 野菜を皮ごと食べる

野菜の皮部分には、多くのLPSが含まれます。根菜類は皮を剥いて調理することが多いかもしれませんが、皮を捨てるのはもったいないです。効率的にLPSを摂取したいなら、皮ごと食べましょう

自然農法で栽培された野菜や有機野菜を選べば、農薬を気にせず丸ごと食べることができます

3. 高温で調理しない

LPSは180℃以上の熱を加えると壊れてしまうので、油で揚げたり長時間煮込んだりすると、せっかくのLPSが減ってしまいます。

野菜を食べるときには、極力生のまま食べるか、サッと火を通す程度にして食べるのがおすすめです。

4. 長時間水にさらさない

LPSが多く含まれるレンコンやゴボウ、じゃがいもなどは、調理する前に水にさらしますよね。しかし、長時間水にさらすとLPSが水に流出してしまいます

水にさらすなら、サッと水にくぐらせる程度にしましょう。

また、乾燥しいたけを水に戻した際は、戻し汁を捨てずに調理に使うとLPSをしっかり摂取できます

LPSが含まれる薬草や漢方食品

忙しくて食事を作る時間がとれず、外食やファーストフードが続いている場合は、以下の薬草や漢方食品を使った薬草茶や青汁、漢方茶を飲むといいでしょう

  • ドクダミ
  • 桑の葉
  • ケール
  • 大麦若葉
  • ウコン(ターメリック)
  • 甘草
  • 葛根
  • 柴胡(さいこ)
  • 朝鮮人参
  • 丁子(クローブ)

素材を乾燥させただけの薬草や漢方食品は、LPSが多く含まれています

野菜不足が続いているときは、薬草や漢方食品を利用してLPSを上手に摂取しましょう。

健康維持に欠かせないLPSを補給しよう

LPSは土の中などに存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。しかし、農薬などによって細菌が取り除かれるとLPSも少なくなってしまうため、近年食事から取り入れられるLPSはどんどん低下していると言われています。そのため、サプリメントを利用したり、肌への効果を期待する場合は化粧品などを利用したりするのがおすすめです。

LPS活用事例

この記事の著者
やさしいLPS編集部

食用植物に共生するパントエア菌由来の“免疫ビタミン”LPSを提供する自然免疫応用技研株式会社です。当サイトでは、自然免疫、マクロファージ、LPSに関する情報と、当社の活動をお伝えします。

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