LPSを口から摂取した場合、体の中で起こっている炎症を悪化させることはありません。LPSは免疫細胞を活性化する物質ですが、食べたり皮膚に塗ったりした時に、体の中に自然に吸収されることはありません。従って食べたり皮膚に塗ったりすることで、体の中の炎症を悪化させる心配はありません。
またLPSは、消化管や皮膚で炎症を起こすことはありません。これは、体の中の免疫細胞と、消化管や皮膚の細胞では、LPSに対する反応の仕方が全く異なるためです。
健康維持に欠かせないLPSを補給しよう
LPSは土の中などに存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。しかし、農薬などによって細菌が取り除かれるとLPSも少なくなってしまうため、近年食事から取り入れられるLPSはどんどん低下していると言われています。そのため、サプリメントを利用したり、肌への効果を期待する場合は化粧品などを利用したりするのがおすすめです。