肌は上から表皮、真皮、皮下脂肪と重なっています。年をとると、表皮も真皮もだんだん薄くなってきて、肌の弾力が失われ、はりやツヤがなくなります。
肌の弾力に関係しているのが、真皮の細胞が作るコラーゲンやヒアルロン酸です。コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを含む化粧品もありますが、こういった物質は肌の上から塗っても、真皮に入っていくわけではありません。
やはり、真皮の細胞を元気にして、真皮にコラーゲンやヒアルロン酸を作らせる状態にすることが必要。それを可能にする美容成分がリポポリサッカライド(LPS)です。
LPSは肌免疫に働きかける物質です。真皮にまで浸透はしませんが、真皮の上にある表皮の細胞を刺激して、その結果分泌されるホルモンなどが真皮を元気づけます。
健康維持に欠かせないLPSを補給しよう
LPSは土の中などに存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。しかし、農薬などによって細菌が取り除かれるとLPSも少なくなってしまうため、近年食事から取り入れられるLPSはどんどん低下していると言われています。そのため、サプリメントを利用したり、肌への効果を期待する場合は化粧品などを利用したりするのがおすすめです。