ターンオーバーを促進するリポポリサッカライド(LPS)の美肌効果に注目

肌は上から表皮、真皮、皮下脂肪と重なっています。一番上の表皮部分の厚さは1mmにも及びませんが、この薄い表皮の中でも、最下層で細胞が分裂し、上方に移動していき、表面で垢となって剥がれ落ちるというサイクルが繰り返されています。

この表皮のサイクルが「ターンオーバー」と呼ばれており、期間は約1ヶ月です。

ターンオーバーが正常にまわっていれば、肌はいつも生き生きしています。しかし、加齢やストレスでターンオーバーが滞ってくると、古い細胞が長く存在することになり、肌がくすみがちになります。

 

さて、ターンオーバーには、ノーベル生理学医学賞の対象ともなった「オートファジー」というメカニズムが関係しています。オートファジーとは、細胞が自分の中にある材料をリサイクルして自分をリフレッシュしていく仕組みです。

ターンオーバーが起こることは、表皮細胞がオートファジーを起こすことと連動しています。そのため、オートファジーを活発にすることでターンオーバーも順調に進みます

リポポリサッカライド(LPS)は、表皮細胞のオートファジーを活発にすることがわかっています。LPSによって、ターンオーバーが促進されるのはこのためです。

 

健康維持に欠かせないLPSを補給しよう

LPSは土の中などに存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。しかし、農薬などによって細菌が取り除かれるとLPSも少なくなってしまうため、近年食事から取り入れられるLPSはどんどん低下していると言われています。そのため、サプリメントを利用したり、肌への効果を期待する場合は化粧品などを利用したりするのがおすすめです。

LPS活用事例
arrow_upward