マクロファージの活性化について、LPSと検体を共存させた場合に相乗的な効果が認められるかどうかを試験します。マクロファージの活性化はサイトカイン産生や一酸化窒素誘導で評価します。
試験は通常2段階で行います。はじめに検体単独でのマクロファージ活性化能を用量依存性に調べる試験を行います。検体単独でのマクロファージ活性化の成績より、LPSとの相乗効果を測定する際の試験条件を依頼者と相談して決めた上で実施いたします。
免疫活性化を目的とした商品開発において、LPSと組み合わせることで相乗的効果が期待されるかどうか、また組合せの最適比率についての知見が得られます。
※左図:マウスマクロファージ細胞株J774.1に、LPSp(パントエア・アグロメランスLPS、10ng/ml)単独、ペプチドグリカン(乳酸菌死菌体, 10μg/ml)単独、あるいは両者を混合して加え、4時間刺激した後、培養上澄中のIL-12含量をELISA法で測定した。
※右図:マウスマクロファージ細胞株NR8383細胞に、LPSp(パントエア・アグロメランスLPS、10ng/ml)単独、パン酵母βグルカン(100μg/ml)単独、あるいは両者を混合して加え、24時間刺激後の培養上澄のNO産生量をグリース試薬で測定した。
細胞、検体および試薬が揃ってから1か月を目安としております。
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