一群6匹から10匹のC57BL/6マウスに検体を一定期間投与(腹腔内投与または経口投与)します。回収した脾臓細胞とカルセインAMで蛍光標識したYac-1細胞を共培養し、脾臓細胞によって攻撃されたYac-1細胞から漏出するカルセインAM量を測定します。陽性対象は、ポリICを腹腔内投与し、18~24時間後の脾臓の細胞を使います。
ナチュラルキラー細胞(natural killer cell:NK細胞)はウイルスに感染した細胞やがん細胞を認識して攻撃するなど、生体防御の最前線を担っている細胞です。脾臓組織に多く存在します。そこで脾臓細胞をがん細胞と共に培養し、がん細胞の細胞障害の程度を調べることで、NK細胞活性を評価できます。がん細胞の細胞障害量を調べるにあたり、Yac-1(マウスリンパ腫細胞株)にあらかじめ蛍光物質(カルセインAM)を取り込ませておき、細胞障害によって漏出する程度を調べます。
※BALB/cマウスにポリIC(10μg)またはLPSp(10μg)または乳酸菌死菌体(800μg)を腹腔内投与し、24時間後に脾臓を摘出し、カルセインAMで蛍光標識したYac-1細胞と共培養し、培養後の培養上清中のカルセインAMの漏出量を測定した。
※ポリIC:インターフェロン産生を促進する合成リボ核酸。
動物、検体、試薬が揃ってから1.5か月が目安です。検体の投与期間に応じて長くなります。
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