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細胞試験

NO産生(自然免疫活性)

■試験概要

マクロファージ細胞株(RAW246.7、NR8383、J774.1等)の培養液中に試験サンプルを添加し、24~72時間後の培養上清を回収します。上清中のNO(実際には亜硝酸)量を、Griess試薬を用いて測定します。

■試験の意義

一酸化窒素(Nitric oxide (NOと略される))は微生物、ウイルス、癌細胞などに対する生体の防御作用に関与しています。マクロファージ系の細胞は、活性化されるとNO産生するため、NOの産生量は、マクロファージ活性化の指標となります。

■実施例
マクロファージ細胞でのNO産生

※ラット末梢血から回収し単球、及び肺胞マクロファージ細胞株に、大腸菌由来のLPSを各濃度(0.01~100ng/ml)で添加し、24時間後の培養上清を回収した。Griess試薬を用いて、上清中の亜硝酸量を測定した。

■納期

細胞、検体、試薬が揃ってから1か月が目安です。

■注意事項
  • 検体は培養液に添加して試験しますので、無菌状態でご提供ください。
  • 細胞障害性を有する検体は、細胞障害性を調べる試験を一緒に行うことをお勧めします。
  • LPSを含む検体は、LPS含量を確認する試験を行った上、LPSの作用を抑制するポリミキシンB有無での測定を行うことをお勧めします。
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