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LPSの基礎知識

(3)身近にあるLPS

細菌由来の免疫ビタミンとも言えるLPSは、食用植物では、穀類、野菜、海草などに多いです。細菌はもともと土壌にいます。土壌の細菌は、窒素やリンを植物が利用できる形に変換し、植物の生育を助けています。従って細菌数が多いということが良い土壌の条件でもあります。土壌の細菌は根菜にはもちろん、葉野菜、穀類にもたくさんついています。海の中の海草にもついています。食用植物についている細菌は食べる前に殺菌されるとしても、細菌の成分であるLPSは残っていますので、LPSは食用植物とともに自然摂取されます。そしてこの自然摂取が私達の体に良い影響を与えます。

LPSは環境中にある

食用植物・漢方薬中のLPS 含量

昔から体に良いとされてきた玄米はLPSも豊富です。穀類では細菌が表面に共生する関係上、LPSは外側に多くなります。だから精白米より玄米の方がLPS量が多いのです。またLPSは漢方薬にも多く、十全タイホ湯については、有効成分がLPSであるという論文も出ています(*1)。

米糠に含まれるLPS含量

ところで、植物の栽培に、化学肥料を使うと細菌の種類が偏り、農薬を使うと細菌が死滅します。こういったことから、近年野菜についているLPS量は減っています。野菜のビタミンやミネラルが昔よりずいぶん少ないのと同じで、野菜本来の力が弱くなっているとも言えるでしょう。

(*1)Uncovering potential ‘herbal probiotics’ in Juzen-taiho-to through the study of associated bacterial populations, Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters 25 (2015) 466–469

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