─2007年12月4日 山陽新聞記事─
岡山、香川のベンチャー企業
独自、将来性をアピール
岡山、香川両県のベンチャー企業が事業を紹介し合い、互いの参考にするとともに、ビジネスマッチングにもつなげる「ベンチャーブリッジ研修交流会」(両県と岡山、香川経済同友会など主催)が3日、岡山市内で開かれた。
瀬戸大橋によって結ばれた両県の経済交流推進策の一環で2003年から毎年交互に開催。今回はベンチャー企業の経営者ら約80人が参加した。
岡山側からは、留守時のファクス着信を電子メールで伝えたり、相手へ定時連絡を行うソフトを開発したわらべごころ(倉敷市)と、地域の商店や飲食店利用者の携帯電話へセールやイベント情報をメール配信するソフトのグーズグー(岡山市)が事業を紹介。
香川側は、県特産の庵治石にステンドグラスを組み合わせた小型照明を手がけるななみ屋(高松市)と、小麦に共生する細菌から抽出した糖脂質を使い、基礎化粧品や機能性食品開発を進める自然免疫応用技研(同)。いずれもスライドを交え、独自性や将来性をアピールした。
課題については「一人で事業展開するには限界があり、開発や販路開拓で協力者を募っている」(わらべごころ)、「今は受注生産のみだが、事業拡大にはオーダーメードと量産を両立させなければならない」(ななみ屋)などと話した。
また、ベンチャー企業を支援するあきない総合研究所(大阪)の吉田雅紀社長が講演。起業の成功には、オンリーワン事業への絞込みが重要と強調。顧客の口コミが売り上げアップに繋がっている例を示し、「価格以上の値打ちがあると感じてもらえる商品やサービスを打ち出してほしい」とアドバイスした。
(南山晴雅)
自然免疫応用技研株式会社
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